ー スポーツカーに憧れてエンジニアの道に

高校生の時に周りの友達の影響でクルマに興味を持つようになりました。

友達の家に行ってクルマ関係の雑誌をよくみて、スポーツカーに憧れを持つようになりました。

高校は普通科に通っていましたが、卒業後に自動車整備の専門学校に進学しました。

最新技術のクルマももちろん好きですが、個人的にはやはり旧車の方が好きという気持ちがあります(笑)

この仕事について27年になりますが、クルマが好きという気持ちは変わることはなかったので、この仕事が今でも好きで続けられています。


生きがいとの出

入社してまもなく先輩から半ば強引にサーフィンに連れだされました。

最初はあまり良いイメージがなかったのですが、先輩が優しく何ヶ月も誘ってくれたおかげで、だんだんと好きになっていきました。

今ではほぼ毎朝1~2時間海に入ってから、会社に出社しています。

宮崎の朝の海の景色は最高で、毎回新鮮な気持ちにさせられ、リフレッシュして仕事場に向かっています。

社内でも結構やっている人が多くて、トヨタディーラーは基本的に月曜日がお休みなので、月曜日はトヨタ関連の人が多いです。

周りのサーファーから「月曜日はトヨタの日」と言われています(笑)

エンジニアの仕事は体力勝負という部分もあり、私自身も体力には自信がありますが、サーフィンのおかげという所もあります。


絆は信頼の積み重ね

エンジニアにとって一番大切なことはお客様の信頼関係を築いていくことだと思っています。信頼関係を積み重ねることで、やがてはお客様との絆が出来てくると思います。

お客様に安心してご利用いただくために、スピーディかつ正確な作業はもちろんですが、接客にも心を配っています。

若い頃は専門用語を使って、お客様に作業説明等をしてしまったこともありましたが、今ではお客様が理解しやすい言葉で説明するように心がけています。

また交換部品なども、「どの部分の部品なのか」「どのような作業が必要になるのか」を言葉ではなく、実際のおクルマの写真などを使って説明する工夫などをしています。

クルマはどんどん進化していて勉強することがたくさんありますが、大変というよりは素直に「こんなシステムが導入されたのか」「すごいな」という驚きや楽しさが上回っています。

現在では現場を指導するエンジニアリーダーという立場になりましたが、これからも知識的にも技量的にももっともっと向上させて、お客様にご満足いただけるサービスを提供していきたいと思っています。


コミュニティが自然と仕事にも繋がる

毎日のサーフィンをやっているとそこで顔を合わす人達と自然と仲良くなっていきます。

私はSNSで当日の波情報等も発信していますので、全く知らない方から声をかけられ感謝されることもあります。

出社する際に仕事着に着替えていると、「トヨタなの?今度車検お願いするね」「クルマ欲しいんだけど」と声をかけていただくことがあり、サーフィンがきっかけでお客様になっていただたい方がたくさんいらっしゃいます。

本当に「サーフィンあっての仕事」「仕事あってのサーフィン」という感じです。

サーフィンも毎日「今日はこの技を集中的に練習しよう」と決めてから海に入ります。そうしないとうまくならないからです。

仕事でも難しい整備作業をすることがありますが、分解/修理/組み上げたクルマのエンジンが無事にかかった時の達成感とサーフィンで技ができた瞬間の喜びは似た感覚があります。

職場の若いエンジニアも「この作業は僕にやらせてください」と手を挙げくれるので、積極的に経験ができるようサポートするようにしています。

ネッツトヨタヒムカ 大塚店 / 1995年新卒入社

野崎 孝志

1995年に新卒入社し、エンジニアとしてキャリアをスタートして以来、27年間エンジニア一筋で業務に従事。現在はエンジニアリーダー(店舗での技術責任者)として後輩の育成に力を入れている。プライベートではサーフィン・テニスなど趣味の時間を大切にしながらも、2児の父親として、毎朝子供達のご飯を準備するなど、家庭的で面倒見の良い一面が見られる。